6月24日、ケルンで今後のアーカイブ保全の方策を協議するため、専門家会議が開かれます。ノルトライン・ヴェストファーレン州としても、国際的な課題としてのアーカイブ保全にむけた議論に積極的に参加する意向を表明しています。Koelner Stadt Anzeiger紙オンライン版4月15日
http://www.ksta.de/html/artikel/1239772086827.shtml
ユルゲン・リュットガース州首相は「ケルンのアーカイブは世界的な文化遺産です。中世以来の史資料は世界中の研究者にとって、計り知れない価値をもっています。ノーベル文学賞作家ハインリッヒ・ベルの遺品もしかりです。そのような文化遺産が、今後再び何らかの危機にさらされるということは決してあってはならないことです。そのためにも、研究者、州や国、さまざまな社会組織が、どうすればアーカイブを保全できるのかという問いにかかわらなければなりません」と呼びかけています。
ケルンでは専門家会議と三つのワーキンググループにより、アーカイブ保存に必要な特別な保存要件、可能な予防措置、マイクロフィルム化とデジタル化による史資料の保全というテーマが検討されます。その結果として、すべてのアーカイブに適用できる最低限の要件基準が示されることが求められています。
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